『母なる神を求めて-遠藤周作の世界』


●本体2095円+税
●1999年5月1日発行
●発行 アートデイズ

 1996年、73歳で亡くなった作家・遠藤周作の全人生を、様々な遺品写真や安岡章太郎はじめ友人の作家たちの原稿、年譜などの資料によって辿った決定版「遠藤周作の世界」。1999年に全国巡回し、大好評を博した回顧展の図録を兼ねて制作された価値ある一冊。
※品切れ重版未定

 目次紹介
▼ごあいさつ
 誰と誰が生き残って最期に顔を合わせるか
  ---遠藤周作との交友半世紀 安岡章太郎
▼第一章「母なるもの」の世界
 [母]〜体内を思わせる書斎の再現〜
 遠藤周作と「母」 木崎さと子
 [幼少年期]
 少年周作のあとを追って 三好切子
 [キリスト教との接点]
▼第二章 文学への目覚め
 [学生時代]
 デビューの頃の遠藤周作 大久保房男
 生い立ちから文学の目覚め 三浦朱門
 [フランス留学時代]
 遠藤周作とフランス留学 生田美秋
▼第三章 成熟のとき〜文学的栄光と苦難〜
 [芥川賞受賞のころ]
 [作家活動]
 [『沈黙』刊行]
 『沈黙』の問いかけるもの 佐藤奉正
 [流行作家の顔]
 [歴史小説の展開]
 遠藤周作の歴史小説について 高橋千劔破
 [キリスト者として]
 [「心あたたかな医療」を求めて]
 <苦しみの連帯>について
   ---病気と遠藤周作 加藤宗哉
▼第四章 遊びと交遊
 [狐狸庵の世界]
 遠藤周作のユーモアと話術 吉行淳之介
 眠れ狐狸庵 阿川弘之
 [樹座]北杜夫 平岩弓枝 秋野卓美 東敦子
     林真理子 妹尾河童
 [宇宙棋院]
 [交遊関係]
▼第五章 到達の地〜救いの世界〜
 [チャームンダーとの出会い]
 [『深い河』の境地]
 『深い河』を読む 瀬戸内寂聴
 最晩年の父---『深い河』執筆のころ 遠藤龍之介
 最新作『深い河』---魂の問題---
   対談=遠藤周作・加賀乙彦
 [ルオーへの愛]
 遠藤周作さんとルオー 鈴木治雄
 [受賞]
▼第六章 コレクション
 [コレクション]
 [自筆画・色紙・扁額]

<インタビュー>
妻が語る夫・遠藤周作 遠藤順子 聞き手=山崎哲

<遠藤周作年譜>山根道公編


 遠藤周作のCD・カセット
【CD】遠藤周作講演選集(全六巻)---税込価格13650円(本体13000円)
【カセット】遠藤周作講演選集 (全六巻)---税込価格12600円(本体12000円)