『沖縄巨大プロジェクトの奇跡―石油備蓄基地(CTS)開発激闘の9年』


  ●太田範雄著
● 本体1600円
● 四六版上製 226頁 ● 2004年7月3日発売
●ISBN 4-86119-029-0 C0057 Y1600E


マイナスから出発し、
  一人で巨大三菱グループを動かした男

孤島を橋で結び島と島のあいだを埋め立て、石油備蓄基地を建設する構想を直感的に思いつき、挫折をを繰り返しながら、やがて奇跡のような大事業を成し遂げた一人の男の物語。

※品切れ重版未定

 「序章」より一部紹介
サラリーマンや経営者の自殺が増えているという。そうした悲惨な事件を報じた新聞記事を読むたび、私の心は痛む。どうかこの物語を読んで生きる勇気を持ってほしいと思う。(中略)孤島を橋でむすび、島と島のあいだを埋め立てて石油備蓄基地を建設することになるこの構想を直感的に思いついた時、私は貧乏のどん底にあった。事業に失敗し、借金取りに追われて孤島に逃れ、ロビンソン・クルーソーのような生活をしていたのだ。しかし、私の頭の中に湧き上がったアイディアは、時間が経過するにしたがって、ますます明確なイメージになり、最後に確信となった。
……(本書「序章」より)

 著者紹介
太田範雄(おおたのりお)
 昭和2年沖縄市生まれ。沖縄の美東国民学校を卒業、上京。東京で日大付属豊山高校、日本大学短期大学部建築科に学ぶ。41年沖縄で太田機械建設を設立。46年太田建設(株)に商号変更して代表取締役会長。63年沖縄商工会議所会頭となる。平成14年日本商工会議所より特別功労者として表彰される。現在、沖縄商工会議所名誉会頭、国際福祉会「美さと児童園」理事長、沖縄中部間税会会長などの要職にある。。