『「総合医」が日本の医療を救う』



「総合医」が日本の医療を救う

●監修・渡辺賢治 慶應義塾大学医学部准教授
 慶應義塾大学医学部・川阜酎セ、大西卓磨、 玉井博也、 吉野雄大
●本体1500円+税
●152頁 四六判ソフトカバー
●2010年4月発売 ●ISBN 978-4-86119-155-8

日本が抱える医療の問題を解決できるのではないかと期待される「総合医」。医療先進国のイギリスやアメリカで制度化されている「総合医」の実情を紹介し、「日本版総合医」実現の方策を提言。
序文 (財)国立がんセンター中央病院長 土屋了介


 目 次

序文 国立がんセンター中央病院長 土屋了介

はじめに 慶應義塾大学医学部漢方医学センター長 渡辺賢治

第一部 皆保険制度の先輩、イギリスから私たちが学べること
      慶應義塾大学医学部 川阜酎セ
 T 医療先進国イギリスの医療
   1 皆保険制度について  2 ジェネラル・プラクティショナーとイギリス医療
 U ジェネラル・プラクティショナー、それが医療提供第一線の現場
 V 安定した医療の供給を可能にするナショナル・ヘルス・サービス 
 W 第三者機関による医療の監視
 X 日本版総合医(家庭医)へ
   参考文献

第二部 アメリカ家庭医療からの三つの贈り物
      慶應義塾大学医学部 大西 卓磨/ 慶應義塾大学医学部 玉井 博也
 序
 T アメリカ家庭医入門
    1アメリカ家庭医療の歴史 2プライマリケア医とは 3家庭医は何をするか  4家庭医の統計
 U 健康診断の結果が予防・早期発見・治療に結びついている!
 V グループ診療が未来を開く!
 W 家庭医療は専門科である!
 X 日本版家庭医に活かす
   参考資料

第三部 日本版総合医  慶應義塾大学医学部 吉野雄大
 T 日本医療の光と陰
     1 医師が足りない!! 2 世界一の長寿国日本とそのウラ側
 U 日本版総合医への期待
     1 医師不足に対する総合医活用法 2 総合医が守る高齢化社会
     3 総合医によって立ち直りのきっかけをつかんだ地域  4 総合医が活躍するための条件とは

 V 今、日本版総合医に必要なものとは……
     1 米国からのメッセージ  2 英国からのメッセージ
     3 日本版総合医が向かうべき姿とは……  4 超全人医療がこれからの日本医療を一新する!!

 W 家庭医療の現場から
     1 福島発、家庭医療の真髄  2 わかしおネットワークがつなぐ九十九里の輪
     3 大学教育における地域・家庭医療  4 地域をめぐって

   参考文献

第四部 日本版総合医は漢方を活用すべき  慶應義塾大学医学部漢方医学センター長 渡辺賢治
 T 漢方は総合診療である
 U 全人医療としての漢方
 V 高齢社会に有用な漢方
 W 総合医が漢方を活用するために



 監修者プロフィール


渡辺 賢治 (わたなべ けんじ)
1984年、慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部内科学教室、東海大学医学部免疫学教室助手、米国スタンフォード大学遺伝学教室ポストドクトラルフェロー、米国スタンフォードリサーチインスティテュート分子細胞学教室ポストドクトラルフェロー、北里研究所東洋医学総合研究所、慶應義塾大学医学部東洋医学講座准教授を経て、現在、慶應義塾大学医学部漢方医学センター長・准教授。

 


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