『水素たちよ、電気になーぁれ!』



水素たちよ、電気になーぁれ! ●福田峰之 〈衆議院議員〉
●本体1300円+税
●176頁 四六判ソフトカバー
●2015年9月発売
●ISBN 978-4-86119-247-0

水素社会、駆け足でやって来る!
僕たちは、水素が電気になるコトにワクワクする。
彼女は、水素で美しくなるコトにトキめいている・・・・・。
水素エネルギーは最強の切り札≠ニ期待されるけれど、
水素は一体、私たちの暮らしをどう変えてくれるのか?
国会議員として「水素社会」推進の
旗振り役となってきた著者が語る、実現までの道のり!
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水素と空気中の酸素を化学的に反応させれば、電気エネルギーを取り出すことができます。このとき燃えかす≠ニして出るのは、きれいな水だけなので、非常にクリーンなエネルギー源です。また、水の素≠ニいうくらいですから、地球上にほぼ無尽蔵に存在します。・・・(中略)・・・私は水素エネルギーについてさまざまなことを学び、水素社会の実現までに、どのようなハードルがあるかを知ることができました。そして、特にわが国が、水素社会の実現へ向けてスピードを上げなくてはならないと、強く確信するようになりました。 (著者の言葉から)


推薦 C・W ニコル(作家)
僕は75歳になるが、毎朝水素水を飲んでから1日を始める。おかげでとても体調がいい。福田さんのこの本は、おもに水素エネルギーについて書いているが、確かに、水素は地球に無尽蔵に存在する元素だし、水素から電気エネルギーを取り出す際の燃えカス≠烽ォれいな水だけ。とてもクリーンで自然の恵みといえるエネルギー源なのだ。読んでいると、なんだか希望が湧いてくる。もっと長生きして、原発も要らない「水素社会」がやってくるのを見てみたいという気持ちになる。


 目 次

はじめに──水素で料理をつくるレストランがあった!

第1章 なぜ、水素なのか?
  水素から電気がつくれる
  地球上に、ほぼ無尽蔵に存在する水素
  水素はどのようにしてつくるのか?
  水素社会実現への三つの段階
  水素は安全だろうか?

第2章 エネルギー事情が水素で変わる
  CO2も有害物質も出さずに走る燃料電池車
  1000カ所の水素ステーションを整備
  自宅で発電し、水素に貯える
  パワフルな産業用燃料電池にも期待
  完成が近い「水素発電所」
  タンカーで水素を運ぶ時代がくる

第3章 世界をリードする日本の水素技術
  走るだけではない燃料電池自動車
  220万円で買え、リッター70円の燃料で走る車を
  日本の規格を国際標準に
  水素はアベノミクスの重要な成長戦略

第4章 政治主導でなければ動かない

  “水素ブーム”ではなく“国の施策”
  120名の国会議員が“水素”に結集
  水素社会へのロードマップも
  何をするべきかが見えているトヨタ
  「COP21」で日本の水素技術をアピール
  “化石燃料の差”が“国力の差”でいいのか?
  原発に依存しない国を水素でつくる

第5章 日本の動きと世界の動き
  水素社会へ向け、いま、スタートダッシュ
  「水素基本法」をつくりたい
  水素のガラパゴスになるな!
  水素がわかる議員の国際ネットワークを
  韓国の動きをウォッチせよ!
  太平洋諸島の首脳に水素輸出を提案
  アメリカの顔をこちらに向けたい

第6章 美容や健康にも水素を
  水素を飲むのがブームに?
  “悪玉”活性酸素を退治する水素
  水素できれいになるのは、なぜ?
  どうやって細胞を活性化させるのか?
  水素を摂取する四つの方法
  パリパリ、ジューシーの水素料理
  旗を振り、槍をかまえて「水素社会」へ

対談 佐々木一成(九州大学主幹教授)×ふくだ峰之
 明日の日本は石油依存から脱却できる!
  文系がやってくる水素の世界
  “から騒ぎ”じゃない水素人気
  水素技術は公開するべきか?
  燃料電池にワクワク感
  早急に整備したい水素の法体系
  水素への投資は「国の将来」への投資

対談 芝岡起世(潟\ニア代表取締役)×ふくだ峰之
 “美しい日本のあなた”は水素から
  活性酸素を除去すればきれいになる 152
  水素水のお風呂に潜水 154
  水素美容の研究でも世界の最先端に 157
  行ってみたくなる“美女の国”“美男の国” 160
  379万円で買える水素自動車 163
  水素は明日の“お米”になる

おわりに



 著者プロフィール
沈 才彬

福田峰之(ふくだ・みねゆき)
「FCV(燃料電池自動車)を中心とした水素社会実現を促進する研究会」事務局長。
神奈川県第8選挙区(横浜市緑区・青葉区)衆議院議員。1964年生まれ。横浜市会議員を2期務めた後、活動の場を国政に移す。現在衆議院議員3期目。2015年3月にマイナンバー制度担当の内閣府大臣補佐官に就任。
自民党本部においては、総務会総務、IT戦略特命委員会・水素社会推進委員会・コンテンツ小委員会の各事務局長を務め、IT・エネルギー・知的財産の分野で政策実務責任者として政策の推進に力を注ぐ。
特に水素エネルギーについては知見を持ち、川崎、福岡、名古屋など各地で「水素社会実現シンポジウム」を開催。水素エネルギー社会実現に向けて政界や産業界をリードしている。
 

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