CD版<全6巻>「日本神話の神々」


CD版<全6巻>「日本神話の神々」

【講師】阿刀田高・鎌田東二・瀧音能之・矢野憲一
【仕様】CD全6枚(分売不可)
     解説書(16頁)
     特製CDケース入り
【価格】本体 15,000円+税
【発行】アートデイズ
【発売】 2015年2月

チラシ(PDF)


日本の神々の姿に迫り、古代史の奥深さを味わう
現代まで読み継がれてきた記紀や風土記。
その中で繰り広げられる神々の活躍について掘り下げると、
日本各地に残る神社との関係や、国の成り立ちが見えてくる。
古代史研究の第一人者4名が解説する語り下ろしCD。

※この音源は、The CD Club「聴く歴史コース」で刊行された音源です。(すべてスタジオ録音)

 収録内容
CD1 日本最古の歴史書『古事記』 神の巻「上巻」を読む
講師 : 阿刀田高 〈2006年2月収録〉(約60分)
現存する日本最古の歴史書「古事記」。因幡の白兎やヤマタノオロチ退治の話など知っているエピソードはあるが、話の全体像を掴めていない場合が多いのではないか。そこで今回は、主要な神の行動と系譜に的を絞って「古事記」上巻部分を解説する。
CD2 日本最古の歴史書『古事記』 史実に繋がる「中巻・下巻」を読む
講師 : 阿刀田高 〈2010年3月収録〉(約56分)
「神の巻」と言われる上巻に対して、中・下巻は、仁徳天皇や雄略天皇など現実の歴史の話へと移行をしている。それは、歴代の天皇の名を連ね、その活躍を記録し後世に伝えるという役割を担っているように思われる。
CD3 天照大神 誕生から現代へ続く物語
講師 : 鎌田東二 〈2009年4月収録〉(約61分)
各地の神明社に古くから奉られてきた天照大神は“天岩戸”(アマノイワト)の物語が有名であり、この物語に由来して現在も残っている事柄は多い。また、日本列島の特性から見る神道の在り方など、風土や地理学と信仰の関わりも興味深い。
CD4 『出雲国風土記』─出雲国の成り立ちを解く
講師 : 瀧音能之 〈2010年12月収録〉(約56分)
「出雲国風土記」には、記紀神話には全く記載されていない「国引き神話」が書かれている。そこでは八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)という神が活躍し、出雲の国をどのようにして作ったかが記されている。さらに現在の島根県の地形と照らし合わせて読み解くと様々な事柄が浮き彫りとなり、神話の世界が身近なものに感じられる。
CD5 『出雲国風土記』─古代神話の神々をめぐる謎
講師 : 瀧音能之 〈2010年12月収録〉(約58分)
記紀神話で有名な、スサノオノミコトのヤマタノオロチ退治。ヤマタノオロチは出雲国そのものを象徴していると瀧音氏は言う。さらにスサノオが朝鮮半島から渡来した神であり、製鉄技術の伝播との繋がりから、日本特有の農耕神とは性質が違う点を明らかにする。
CD6 伊勢神宮の歴史
講師 : 矢野憲一 〈2010年8月収録〉(約61分)
伊勢神宮で20年に一度行われる式年遷宮のはじまりは、持統天皇の時代に遡る。また、その存在を象徴する祭りが米の豊作に感謝する神嘗祭である。
江戸時代から一般的になった伊勢への参拝は、平成の時代に至っても、日本人の心の拠りどころになっている――。

 講師紹介
上田正昭
阿刀田高(あとうだ・たかし)
1935年東京都生まれ。作家。早稲田大学第一文学部卒業。1978年短編集『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。短編集『ナポレオン狂』で第81回直木賞を受賞。世界各国の古典を読み解いた『旧約聖書を知っていますか』『ギリシア神話を知っていますか』などがベストセラーに。
上田正昭
鎌田東二(かまた・とうじ)
1951年徳島県生まれ。國學院大學文学部卒業。京都大学こころの未来研究センター教授。神職の資格を持ち、神道ソングライターを名乗り約200曲を作詞作曲、各地でライブ活動も展開している。著書多数。
上田正昭
瀧音能之(たきおと・よしゆき)
1953年北海道生まれ。駒澤大学文学部教授、島根県古代文化センター客員研究員。『出雲国風土記』研究の第一人者として活躍中。著書『古代出雲を知る事典』『伊勢神宮と出雲大社』など。
上田正昭
矢野憲一(やの・けんいち)
1938年三重県生まれ。國學院大學文学部卒業。40年間伊勢神宮に奉職して、現在はNPO法人五十鈴塾塾長。著書『伊勢神宮―知られざる社のうち』『伊勢神宮の衣食住』など。

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「日本神話の神々」

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