『鯨捕りよ、語れ!』


C・Wニコル 著
訳)森洋子/栗原紀子
●本体1600円+税
● 248頁 ハードカバー
● 2007年7月10日発行
●ISBN 978-4-86119-089-6

命を賭けて巨大生物と闘う男たちへの讃歌!!
大捕鯨時代が終わろうとする1980年1月、C・Wニコルは日本の捕鯨船で南氷洋へ赴いた。 ベストセラー歴史小説『勇魚』(鯨の古名)はこの時、船上で完成した。 作家としての原点となった三ヶ月に及ぶ鯨捕りの男たちとの生活を綴った 小説風ノンフィクションの力作、ついに刊行!
※品切れ重版未定

 目次
 1章 家族から遠く離れて
 2章 初めての大作と格闘する日々
 3章 巨大野生生物を仕留める壮大なドラマ
 4章 クジラをめぐって様々な人との出会い
 5章 再び大型クジラが捕れる日
 6章 全盛期のクジラ捕りたちは……
 7章 紡ぎだされる海の男の物語
 8章 心痛む日本でのイルカの殺し方
 9章 いつも感銘を受けた解体作業
10章 帰路、地獄の嵐に遭う
11章 小説『勇魚』の完成と帰国後の日本
 終章 いま、クジラについて考えること


 著者プロフィール
C・W ニコル
 1940年英国の南ウェールズ生まれ。17歳でカナダに渡り北極地域の野生生物調査を行って以降、カナダ政府の漁業調査委員会技官、環境保護局緊急係官として十数回にわたって北極地域を調査。1962年、空手修行のために初来日。80年に長野県の黒姫に居を構える。95年、日本国籍を取得。作家として活躍する一方、エッセイや講演などを通じて環境問題に積極的に発言しつづけてきた。主な著書に『風を見た少年』『勇魚』『盟約』『誇り高き日本人でいたい』など。2002年5月、「財団法人C・Wニコル・アファンの森」を設立し、理事長に就任。




 C・Wニコルの著書
『アファンの森の物語』
『誇り高き日本人でいたい』
『ことばと自然』
     
 
絵本『しっぽ』
絵本『クリスマスベア』